10 回分 | |
バイアグラ25mg | 7,700 円 |
バイアグラ50mg | 9,900 円 |
シアリス10mg | 13,200 円 |
シアリス20mg | 16,500 円 |
ED治療の概要
勃起不全(ED)は、多くの男性が経験する一般的な健康問題です。EDは単に性的な問題ではなく、時に深刻な健康状態のサインでもあります。糖尿病、高血圧、心血管疾患などの基礎疾患や、ストレス、不安、うつ病などの精神的要因が原因となることもあります。現代医学では、様々な効果的な治療法が利用可能になっています。
ED治療の種類
ED治療には内服や注入薬など、様々なものがあります。
経口薬による治療
PDE5阻害薬
現在、最も一般的に使用されているED治療法は、PDE5(ホスホジエステラーゼ5型)阻害薬と呼ばれる経口薬です。これらの薬は、勃起を維持するために必要な血流を増加させることで作用します。
バイアグラ(一般名:シルデナフィル)
- 効果時間:約4〜6時間
- 特徴:食事の影響を受けやすく、高脂肪食後に服用すると効果が遅れる場合があります
- 一般的な用量:25mg、50mg、100mg
シアリス(一般名:タダラフィル)
- 効果時間:約36時間(「週末のピル」とも呼ばれる)
- 特徴:食事の影響を受けにくく、より長時間作用します
- 一般的な用量:5mg、10mg、20mg
- 毎日少量(2.5mg、5mg)を服用する毎日服用タイプもあります
レビトラ(一般名:バルデナフィル)
- 効果時間:約4〜6時間
- 特徴:バイアグラより若干早く効果が現れる場合があります
- 一般的な用量:5mg、10mg、20mg
ステンドラ(一般名:アバナフィル)
- 効果時間:約6時間
- 特徴:他のPDE5阻害薬に比べて副作用が少ないと報告されています
- 一般的な用量:50mg、100mg、200mg
注意点: これらの薬は処方箋が必要であり、硝酸塩を含む薬剤を服用している患者や特定の心臓病のある患者には禁忌です。また、個人差があるため、医師と相談の上、最適な薬剤と用量を決定することが重要です。
注入療法
経口薬が効果を示さない、または禁忌である患者には、直接的な注入療法が選択肢となります。
海綿体注射(ICI)
陰茎に直接薬剤を注射する方法です。主にアルプロスタジル(プロスタグランジンE1)、パパベリン、フェントラミンなどの血管拡張剤が使用されます。
- 効果:注射後5〜20分で効果が現れ、通常30〜60分持続します
- 特徴:経口薬が効かない場合でも高い効果を示すことがあります
- 注意点:注射の技術が必要であり、痛みや不快感を伴う場合があります。長時間勃起(持続勃起症)のリスクがあるため、医師の指導の下で使用する必要があります。
尿道内投与療法(MUSE)
アルプロスタジルを含む小さな坐薬を尿道内に挿入する方法です。
- 効果:投与後約10分で効果が現れ、通常30〜60分持続します
- 特徴:注射よりも使用が簡単で、痛みも少ない傾向があります
- 注意点:経口薬や注射療法に比べると効果が弱い場合があります
真空式勃起補助具(VED)
物理的に勃起を促進する非侵襲的な方法です。
- 効果:装置を使用することで即時的に勃起が得られます
- 特徴:薬物療法が適さない患者にも使用可能です
- 注意点:使用方法を正しく学ぶ必要があり、不自然な感覚や冷たさを感じる場合があります
超音波療法(低強度体外衝撃波治療:Li-ESWT)
比較的新しい治療法で、低エネルギーの音波を使用して陰茎の血流を改善し、新しい血管の成長を促進します。
- 効果:複数回のセッションが必要で、効果は徐々に現れます
- 特徴:非侵襲的で痛みが少なく、根本的な原因に対処する可能性があります
- 注意点:まだ研究段階の部分もあり、効果の持続性については長期的なデータが限られています
陰茎プロテーゼ(インプラント)
他の治療法が効果を示さない場合の最終的な選択肢として、外科的に陰茎インプラントを埋め込む方法があります。
- 種類:
- 半硬性(マリアブル)プロテーゼ:常に一定の硬さを保つ
- 膨張式プロテーゼ:必要に応じて膨らませることができる
- 特徴:高い患者満足度が報告されており、自然な外観と感覚を提供します
- 注意点:外科手術が必要であり、感染や機械的故障のリスクがあります
生活習慣の改善
すべてのED患者に推奨される基本的なアプローチとして、以下の生活習慣の改善があります:
- 定期的な運動
- 健康的な食事
- 禁煙
- アルコール摂取の制限
- 十分な睡眠
- ストレス管理
これらの変化は、EDの改善だけでなく、全体的な健康状態の向上にも寄与します。
ホルモン療法
テストステロン値が低い場合、テストステロン補充療法が考慮されることがあります。
- 形態:ゲル、パッチ、注射、錠剤など
- 特徴:性欲の向上や全体的なエネルギーレベルの改善が期待できます
- 注意点:前立腺がんのリスクや心血管系への影響について、医師との相談が必要です
心理療法
心理的要因がEDの原因となっている場合、カウンセリングやセックスセラピーが有効な場合があります。
- 対象:不安、ストレス、うつ状態、関係の問題などによるED
- 特徴:根本的な心理的原因に対処し、長期的な解決策となる可能性があります
- アプローチ:個人カウンセリング、カップルセラピー、性教育など
再生医療(実験的治療)
最新の研究領域として、幹細胞治療やプラズマ療法などの再生医療アプローチがあります。これらは陰茎組織の修復や再生を促進することを目的としています。
- 特徴:血管新生や神経再生の可能性があります
- 注意点:まだ研究段階であり、長期的な安全性と有効性は確立されていません
まとめ
EDの治療には、経口薬から外科的介入まで、様々な選択肢があります。最適な治療法は、EDの原因、重症度、患者の全体的な健康状態、および個人の好みによって異なります。専門医との相談を通じて、個々の状況に最も適した治療計画を立てることが重要です。当クリニックでは、バイアグラやシアリスなどの経口薬の取り扱いを行なっています。