マンジャロ全規格の限定出荷の解除を受けて (2024/05/22)
2023年夏から全規格において限定出荷となっていたマンジャロですが、メーカーより、2023年6月4日をもって解除となることが発表されました。
長い間、皆様に多分にご迷惑をおかけしてしまいました。
マンジャロは今あるGLP-1薬及びGLP-1/GIP薬の中でも、最も高い体重減少効果が期待できるお薬となっております。
患者さまのダイエットを医療の力でサポートするべく、引き続き尽力してまいります。
当院でのマンジャロ取り扱い価格は下記の通りです。
料金表示は診察料・お薬代・送料全て含めたものになります。基本的にはこれ以外の料金は一切頂戴していません。
他のお薬の料金はこちらからご確認いただけます。
30 日分 | 60 日分 | 90 日分 | 180 日分 | |
マンジャロ2.5mg | 18,920 円 | 35,200 円 | 48,840 円 | 89,760 円 |
マンジャロ5mg | 31,680 円 | 60,720 円 | 86,460 円 | 165,000 円 |
マンジャロ7.5mg | 48,400 円 | 95,040 円 | 138,600 円 | 264,000 円 |
マンジャロ10mg | 61,600 円 | 119,680 円 | 172,920 円 | 332,640 円 |
マンジャロ12.5mg | 83,600 円 | 162,800 円 | 237,600 円 | 454,080 円 |
マンジャロ15mg | 96,800 円 | 188,320 円 | 274,560 円 | 522,720 円 |
マンジャロはどんな薬?
マンジャロは持続性GIP/GLP-1受容体作動薬で、私たちの体にあるGIPとGLP-1というホルモンと同様の働きをすることによって作用します。
リベルサスなどのGLP-1受容体作動薬と同様に、主に2型糖尿病と肥満の治療に使用される薬剤です。
マンジャロの作用
私たちが食事をすると、腸からGIPとGLP-1というホルモンが分泌されます。これらのホルモンは以下のように働きます。
- インスリンの分泌を増加させる。インスリンは、食べ物からの糖分をエネルギーとして体が使うのを助けるホルモンです。
- グルカゴンの分泌を減少させる。グルカゴンは、肝臓にグルコースを生成させることで血糖値を上げるホルモンです。
- 胃の空腹速度を遅くする。これにより、満腹感が得られ、食事量が減る。
- 食欲を抑える。これにより、空腹感があまり感じられなくなる。
GLP-1受容体作動薬より更に強い効果に期待
GIPとGLP-1は、血糖値を管理し、食欲を抑制するのに役立ちます。マンジャロはGLP-1受容体作動薬に似ていますが、GIPとGLP-1の受容体の両方を標的とし、より強い効果が期待できます。
GLP-1受容体作動薬との比較
2型糖尿病の治療に広く使用されているGLP-1受容体作動薬は、主にGLP-1ホルモンを標的としています。これらは、血糖値のコントロールを改善し、体重を減らし、心血管の合併症のリスクを減らすことができます。
しかし、マンジャロは、GIPとGLP-1受容体の両方を標的とすることで、さらに効果があるとされています。この二重の作用により、血糖値の管理と体重減少においてより強い効果が期待できます。
マンジャロの副作用
両薬剤に共通する副作用
副作用に関しては、GLP-1受容体作動薬とマンジャロの両方とも、主に胃腸系に関連するいくつかの一般的な副作用があります。これらには、吐き気、嘔吐、下痢などが含まれます。
副作用は通常、軽度から中程度であり、体が薬に慣れるにつれて時間の経過とともに減少することが多いです。さらに、インスリンやスルホニル尿素剤(SU剤)などの血糖値を下げる他の治療法と併用した場合、低血糖のリスクがあります。
マンジャロ特有の副作用の可能性
基本的にはGLP-1受容体作動薬と同様の副作用ですが、マンジャロはGIPとGLP-1受容体の両方を標的とするため、GLP-1受容体作動薬だけと比較して、追加の副作用や異なる副作用が発生する可能性があります。
まとめ
マンジャロは、GIPとGLP-1というホルモンと同様の働きをすることで2型糖尿病や肥満の治療に役立つ新しい薬剤です。GLP-1受容体作動薬に似ていますが、GIPとGLP-1の両方の受容体を標的として、さらに強い効果が期待されます。
副作用としてはどちらも胃腸系に関するものを中心として似たようなものがありますが、マンジャロはGIPとGLP-1の二重作用のために追加の副作用や異なる副作用があるかもしれません。
マンジャロはGLP-1受容体作動薬と同様に、血糖値や食欲をコントロールすることで、より強いダイエット効果を期待できます。
マルベルクリニック東京では常に情報をアップデートし、患者様に効果的な最新の治療法を提供することを目指しています。この減量のための新薬「マンジャロ」をいち早く取り入れることで、患者様の人生がより豊かなものになることを楽しみにしております。
マルベルクリニック東京は、あなたのダイエットにおいて最善のサポートを提供することをお約束いたします。ご予約お待ちしております。
未承認医薬品等
マンジャロは「2型糖尿病」に対する処方としては国内で承認されていますが、肥満症治療や痩身目的での使用については承認されていません。
入手経路
当院で処方しているマンジャロは、国内の製薬会社で製造されたものになり、提携薬局から発送を行います。
国内の承認医薬品等の有無
チルゼパチドを一般名とする医薬品は国内で承認されておりますが、承認されている効能・効果と当院での使用目的は異なります。
諸外国における安全性等に係る情報
マンジャロと同成分のGLP-1/GIP受容体作動薬「ゼップバウンド」が米国FDA(アメリカ食品医薬品局)で肥満症治療薬として承認されています。