本記事で紹介しているマンジャロ(チルゼパチド)のダイエット目的での使用は、日本において承認されていない効能・効果の範囲外(適応外使用)です。当該使用により健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない可能性があります。また、本記事は情報提供を目的としており、効果・効能を保証するものではありません。使用にあたっては医師の診察・判断のもとで行ってください。
「どれくらいで体重減少などの効果を実感できるのだろうか?」
「マンジャロを打ったのに食欲が減らない。いつ頃から効いてくる?」
そんな不安や疑問を感じていませんか?本記事では臨床試験の結果も交えながら、マンジャロの効果が出るまでの目安について解説します。
あわせて、当クリニックがマンジャロ経験者に実施した食欲や体重の変化に関するアンケート結果もお伝えしていきます。「食欲が減らない」「体重が変わらない」「相談したほうがいい?」と不安な人は本記事をお役立てください。
【調査概要】
調査名:マンジャロ(自由診療)に関する実態調査
調査対象:マンジャロを自由診療で使用した・使用中の男女
回答者数:200人(女性132人・男性68人)
実施時期:2026年3月27日〜2026年3月29日
調査方法:クラウドソーシング経由のオンラインアンケート
※本調査のデータ、グラフ、テキスト、画像等の無断引用および転載、使用はご遠慮ください。
※アンケート結果は回答者の自己申告に基づくものであり、すべての使用者に当てはまるものではありません。またマンジャロの効果・副作用の程度・実際にかかる費用や期間その他すべてを確約するものではありません。適応や効果などにも個人差があります。医師の診断を受けた上で、適切にご使用ください。
【結論】マンジャロの効果が出るまでの期間・体重減少量の目安
▼効果が出るまでの期間目安(当クリニック実施のアンケートより)
・食欲減退効果は投与当日〜1週間ほどで感じられた
・体重減少効果は1〜2ヶ月ほどで感じられた
・5mg / 3ヶ月以上の継続でより実感しやすかった
※あくまで回答者の自己申告に基づく結果であり、すべての人に当てはまるものではありません。効果は個人差が大きいため、薬理作用や臨床データ上の推移を踏まえ、医師と経過を確認することが重要です。
▼体重減少量の目安(臨床試験「SURMOUNT-1(※1)」より)
・5mg投与群:平均約15%の体重減少効果が得られた
・10mg投与群:平均約19.5%の体重減少効果が得られた
・15mg投与群:最大で平均20.9%の体重減少効果が得られた
・さらに3年継続で、10mg群で約18.7%、15mg群で約19.7%の体重減少を維持(※2)
※臨床試験は特定条件下で実施されたものであり、効果を約束するものではありません。効果は個人差が大きいため、薬理作用や臨床データ上の推移を踏まえ、医師と経過を確認することが重要です。
今回のアンケート調査における回答者の傾向および、臨床試験の結果をまとめるとこのようになります。ただし効果は個人差が大きいため、上記はあくまで医師に相談する際の参考情報としてご確認ください。
【参考資料】マンジャロ経験者の自己申告に基づくアンケート結果

当クリニックでは、自由診療としてマンジャロを使用している・使用していたという200人を対象にアンケート調査を実施しました。回答者の自己申告に基づく回答からみえた傾向をお伝えします。
今回アンケートに参加した回答者の自己申告に基づく傾向
以下は、自由診療でマンジャロを使用した人を対象に実施したアンケートの回答傾向です。本調査結果は自己申告に基づくものであり、マンジャロの効果・副作用・安全性・体重変化を医学的に証明するものではなく、かつ結果はすべての人に当てはまるものではありません。薬剤の使用可否や治療方針、変化が現れる時期や度合いは個人差があります。医師の診察・判断に基づいて決定してください。
| Q:初めての投与から食欲減退を感じるまで | |
|---|---|
| 2〜3日後 | 77人 |
| 1週間以内 | 67人 |
| 当日〜翌日 | 47人 |
| 5mgに増量してから | 8人 |
| まだ実感していない | 1人 |
| Q:体重減少を感じるまで | |
|---|---|
| 1ヶ月以内 | 120人 |
| 2ヶ月目以降 | 49人 |
| 1週間以内 | 28人 |
| 3ヶ月目以降 | 2人 |
| まだ実感していない | 1人 |
上記は「いつ頃から食欲減退などの作用が見られたか」「いつ頃から体重減少を感じられたか」という質問に対する回答をまとめたものです。あくまで今回の回答者の自己申告ベースですが、このような結果となりました。やはり作用や体重減少の現れ方には個人差があることがわかります。
【補足資料①】臨床試験『SURMOUNT-1』のデータ

※出典:Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity
このグラフは、糖尿病のない肥満・過体重成人2,500人以上を対象とした『SURMOUNT-1試験』(※1)の結果です。投与開始直後(2.5mg期間)から体重減少が認められるものの最大ではなく、漸増期(おおむね4〜24週頃)にかけて減少ペースが加速しています。
その後は減少が続きながらも週あたりのペースは徐々に緩やかになり、72週にかけてプラトー(停滞期)に近づいていることがわかります。
監修医コメント5mgへの増量のタイミングは、2.5mgで効果が得られにくくなったときですが、増量の要否は効果・副作用・血糖値・既往歴・体調などを踏まえて医師が総合的に判断します。増量すると、やめたときに食欲の反動がより大きくなるケースがあるほかコストもかさみます。おすすめできないケースもあるため、まずは医師にご相談ください。
マンジャロ投与後に体に起こる変化
マンジャロ投与後、時間の経過とともにどのような変化が起こるのか、一般的な評価の考え方についてお伝えします。ただし個人差が大きいため、すべての人が以下の流れに当てはまるわけではありません。あくまで目安と捉えていただき、医師に相談する際の参考にしてください。
投与当日〜1週間|食欲の変化・副作用の程度を観察する時期
投与当日から最初の1週間は、体がマンジャロに慣れていくための準備期間と捉えましょう。体重の変化は、感じられる人・感じられない人がいます。(※1)(※3)この期間に観察すべきポイントは、食欲減退を感じられるかどうか、および副作用の程度などです。焦らず体の微細な変化に注意を向けましょう。
2週間〜1ヶ月未満|食欲や体重に変化が現れ出す時期
食欲・体重に変化を感じる人も出てきます。1ヶ月後(4週間経過後)はマンジャロの効果を評価するタイミングですが、2.5mgから5mgへの増量は医師に相談してから決定してください。
1〜3ヶ月|体重の変化を実感しやすい時期
この頃になると体重の変化を実感する人が増えてきます。ただし5mgなどへの増量直後は、副作用が強く現れることがあります(※4)。体調をよく観察しながら、無理のないペースで継続していくことを心がけましょう。食習慣や運動習慣の見直しも行い、改善に取り組んでいくことが大切です。
3ヶ月〜半年|大きな体重の変化を経験する人も出てくる時期
『SURMOUNT-1試験』の結果に基づくと、体重の大幅な変化を感じる人が出てくる頃です(臨床試験は特定条件下で実施されたものであり、効果を約束するものではありません)。一方、5mgの人は徐々に停滞期に入り始める可能性もあります。引き続き、医師と相談しながら健康的な食習慣と運動習慣の確立を目指すことが大切です。
半年以降|体重減少が緩やかになる時期(停滞期に入る人も)
半年を過ぎると、体重の変化が緩やかになる人も出てきます。あるいは目標体重に達し、マンジャロを卒業する人もいるかもしれません。一方、停滞期に入り効果を感じにくくなる人もいるでしょう。停滞期は、短期間での急激な体重減少によって体が「飢餓状態」になったと勘違いし、脂肪を溜め込もうとする(エネルギー消費をできる限り減らす)いわば「省エネモード」に入った状態です。
なお『SURMOUNT-1試験』を見ると、半年で体重減少が止まるというわけではありません。緩やかながらも72週にかけて徐々に減っていくという結果が出ています。
▼マンジャロ使用者は停滞期を経験する?
マンジャロが効かない原因と対策|独自アンケートでは“停滞期”を感じた人も【医師監修】
効果が出ないと感じたときは?医師に相談する前に整理したいポイント


マンジャロを使用中で、「効果を実感できない」「いつになったら体重が減るんだろう」と不安を抱いている人は、以下のような要因が関係しているかもしれません。
・使用期間がまだ短い
・長期使用によって体が薬に慣れた(停滞期・増量のタイミング)
・マンジャロ頼みになっている(運動不足・食生活が改善できていない)
・個人的要因が影響している(睡眠不足・ストレス・極端な食事制限・基礎疾患など)
・現実と期待値のギャップに直面している など
※これらについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご一読ください。
▼マンジャロが「効かない」と感じている人へ
マンジャロが効かない原因と対策|独自アンケートでは“停滞期”を感じた人も【医師監修】
あわせて、以下のような点も確認しましょう。
2.5mg期間の位置づけを医師から説明されているか?
1ヶ月未満で体重減少を実感した人も一定数いますが、基本的に2.5mg(最初の1ヶ月)は「効かせるための用量」というよりも、どちらかと言えば副作用を抑えつつ「体を薬に慣らすための用量」です。この期間は焦らず、副作用の程度を見たり食欲が減るかといった作用に着目したりしましょう。
SNSの「短期間で大幅に減量した」などの投稿と比較していないか?
SNSなどで見かける「1ヶ月で大幅な減量に成功した」といった投稿と比較していませんか?その人の背景(年齢・性別・元の体重・治療期間・用量・生活習慣等)がわからない場合、単純比較はできません。こうした情報には引っ張られず、医師とコミュニケーションを取りながら自分のペースで治療を続けることが大切です。
体重だけを見ていないか?
マンジャロの効果を食欲減退や体重減少だけで測っていませんか?運動や生活習慣の改善にも並行して取り組んでいる人であれば、体脂肪率の改善など、体重以外の部分にも効果が現れます。(※1)また、体重は水分量だけで前後1kg変動することもある(※5)ため、毎日測定すると一喜一憂することになるかもしれません。
1日に何度も体重を測るよりも、週1回などの定点測定で体重減少の傾向を見る習慣をつけるほうが、より正しく効果を評価できるでしょう。
【補足】マンジャロの効果が“出やすい人”の特徴は?
マンジャロの効果には個人差がありますが、たとえば投与開始時のBMIや肥満度が高い人ほど、減量効果が現れやすい可能性があります。マンジャロ使用にともなう基礎代謝の急激な低下を食い止められるため、薬の効果と相まってより体重が落ちやすくなるというメカニズムです。
また、マンジャロと並行して運動を取り入れたり食生活の改善を図ったり、規則正しい生活に取り組んだりといった人も、そうでない人に比べて効果が出やすいでしょう。



上記のほか、インスリン抵抗性が強い人も効果を実感しやすい傾向にあります。インスリン抵抗性が強い人は、マンジャロによって抵抗性そのものが改善に向かうため、結果として血糖値が安定化しやすく、より効果を実感できる場合があるためです。
マンジャロの効果をしっかり得るために意識したいこと


マンジャロに頼るだけでは、十分な効果が得られないケースがあります。また、たとえ体重減少を実現できても中止したあとにリバウンドしてしまう可能性が高くなります。効果を最大化するためにも、以下のようなポイントを意識しましょう。
副作用を抑えつつ効果を引き出す食習慣を取り入れる
副作用をなくすことはできませんが、少しでも抑えながらマンジャロの効果を引き出すには、高タンパク質・低脂質の食事を心がけましょう。タンパク質は満腹感を持続させ、筋肉量の維持にも役立ちます。脂質の多い食事は胃もたれや吐き気を悪化させるおそれがあるため、控えめにしてください。
また1回の食事量を減らし、1日4〜5回といった少量頻回食にすることで胃への負担を軽減できます。下痢の症状が出ている人は脱水を防ぐため、1日2Lを目安に水分を摂取することなども大切です。
基礎代謝を落とさないための習慣づくりに取り組む
筋トレのほか、ウォーキングやストレッチなどの軽度な運動も筋肉量の維持に役立ち、基礎代謝の低下を防ぐことにつながります。1日20〜30分の散歩でも効果が期待できるため、無理のないペースで取り入れていきましょう。(※6)
また睡眠不足が続くと食欲ホルモン(グレリン)が増加し、食べすぎてしまい薬効が薄れるおそれがあります。そのため、1日7〜8時間といった睡眠時間の確保も意識したいポイントです。(※7)(※8)
マンジャロについてよくある質問(FAQ)
Q1:食欲の変化はいつ頃から現れる?
・当日〜翌日:47人
・2〜3日以内:77人
・1週間以内:67人
※回答者の自己申告に基づく結果です。効果は個人差が大きいため、医師と相談しながら経過を確認することが重要です。
当クリニックが実施したアンケート(回答者の自己申告ベース)では、食欲の変化が2〜3日以内に現れた人が多くみられました。ただし投与初日や1週間以内という人もいるなど個人差があるため、焦らず自分の体の反応を観察しながら、少しずつ変化を実感していくことが大切です。
Q2:体重の変化はいつ頃から現れる?
・1週間以内:28人
・1ヶ月以内:120人
・2ヶ月目以降:49人
・3ヶ月目以降:2人
※回答者の自己申告に基づく結果です。効果は個人差が大きいため、医師と相談しながら経過を確認することが重要です。
当クリニックが実施したアンケート(回答者の自己申告ベース)では、体重の変化が1ヶ月以内に現れた人が多くみられました。ただし1週間以内や2ヶ月目以降といった回答もあり、やはり個人差が大きいことがわかります。
Q3:週の後半(投与5〜6日後など)になると食欲が戻る気がする…
投与から5〜6日頃になると、血中の薬物濃度が低下して食欲が戻る場合があります(マンジャロインタビューフォーム|臨床試験で確認された血中濃度:2型糖尿病患者における反復投与試験[国内第III相試験(GPGO試験補遺)](日本人データ)より)。ただし気になる場合は一度、医師に相談してください。なお一般的な食生活上の工夫としてヘルシーな食材を用意しておく、外食の予定を調整するなどの方法があります。
▼投与から5〜6日すると食欲が戻るのは効いていない証拠?
マンジャロが効かない原因と対策|独自アンケートでは“停滞期”を感じた人も【医師監修】
Q4:2.5mgから5mgへの増量を検討するタイミングは?
一般的には、2.5mgを4週間投与したあとのタイミングで効果を評価し、必要に応じて増量が検討されます。自己判断で増量することは控え、医師と相談の上で決定してください。
医師によるオンライン診療サポートを実施。体調や副作用を確認しながら診療します
当クリニックでは、医師によるオンライン診療サポートを実施しています。患者さまごとに異なる個別のお悩みやご不安に寄り添いながら、診察内容に応じて治療方針を検討していきます。「マンジャロが効かない/効果に不安がある」といった人はもちろん、まだマンジャロを始めていないけど検討中という人も、まずは医師にご相談ください。
本記事で紹介しているマンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、日本では2型糖尿病治療薬として承認されていますが、ダイエット目的での使用は承認された効能・効果の範囲外です。当クリニックでのマンジャロ処方は自由診療です。標準的な治療期間、投与回数、主なリスク・副作用については、診療ページまたは下表をご確認ください。また、承認された効能・効果、用法・用量と異なる目的で使用した場合、健康被害が生じても医薬品副作用被害救済制度の対象とならない可能性があります。使用にあたっては医師の診察・判断を受けてください。
マンジャロとは
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、GLP-1とGIPという2つのホルモン受容体に同時に作用する、2型糖尿病治療薬です。(※3)脳の満腹中枢に作用して食欲を抑制したり、胃の内容物の排出を遅らせて満腹感を持続させたりするほか、血糖値を安定させるといった作用があります。
▼マンジャロについての詳細は、こちらもご覧ください。
マンジャロ処方(オンライン診療)
| マンジャロを自由診療で使用する場合の注意事項 | |
|---|---|
| 治療内容 | 医師の診察により、2型糖尿病治療薬として国内承認されているマンジャロを、自由診療として体重管理目的で使用する場合があります。 |
| 国内承認の状況 | マンジャロは日本国内では2型糖尿病治療薬として承認されていますが、ダイエット目的での使用は承認された効能・効果の範囲外です。 |
| 公的医療保険 | 自由診療のため、公的医療保険は適用されません。 |
| 治療期間・回数 | 週1回の皮下注射を行います。治療期間や投与回数は、医師が診察のうえ体調・副作用・治療方針に応じて判断します。 |
| 主なリスク・副作用 | 悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、食欲低下、低血糖、急性膵炎、胆のう炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸などが報告されています。 |
| 入手経路 | 当クリニックで使用するマンジャロは、国内で承認・流通している医薬品を医師の判断のもとで使用します。 |
| 国内承認医薬品等の有無 | 同一成分のチルゼパチドを含む医薬品として、マンジャロが2型糖尿病治療薬として国内承認されています。ただし、体重管理目的での使用は承認範囲外です。 |
| 諸外国における情報 | 海外では体重管理を目的としたチルゼパチド製剤が承認されている国がありますが、承認状況・適応・安全性情報は国により異なります。 |
| 救済制度 | 承認された効能・効果、用法・用量と異なる目的で使用した場合、健康被害が生じても医薬品副作用被害救済制度の対象とならない可能性があります。 |
(注釈・参考文献)
※1:https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2206038
※2:https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2410819
※3:https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00070640
※4:https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/530471_2499422G1024_1_09
※5:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5506524/
※6:https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2820308
※7:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3466797/
※8:https://journals.plos.org/plosmedicine/article?id=10.1371/journal.pmed.0010068





