望まない妊娠を避けるために
緊急時に出来るだけ早いアフターピルと毎日の低用量ピル
夜間でも即時お届け

東京都新宿区歌舞伎町にある夜間性病ピルEDクリニックでは経口避妊薬の処方を行っております。

緊急避妊薬としてはエラワン・ノルレボを、低容量ピルとしてマーベロンを扱っております。

他の診療所が営業していない夜間休日のピルのオンライン処方・即時のお薬の受け取りが可能となっております。

このページでは、アフターピルと低用量ピルの概要と使い方、注意点をお伝えしていきます。

1回
エラワン30mg22,000 円
ノルレボ1.5mg22,000 円
※郵送をご希望の場合は、配送料3,850円がかかります。
1ヶ月分2ヶ月分3ヶ月分6ヶ月分
マーベロン286,600 円9,900 円12,100 円18,700 円
※郵送をご希望の場合は、配送料3,850円がかかります。

アフターピルの概要はこちら
低用量ピルの概要はこちら

アフターピル(緊急避妊薬)とは?

アフターピルは、避妊に失敗した、または避妊をしなかった場合に、緊急的に妊娠を防ぐために使う薬です。
性交後にできるだけ早く服用することで、妊娠の可能性を大幅に下げることができます。

アフターピルの特徴

  • 服用のタイミングが重要
    できるだけ早く服用するほど効果が高く、通常は性交後72時間(3日)以内に飲む必要があります。
    エラワンという種類のみ、120時間(5日)まで有効ですが、時間が経つほど妊娠の可能性は上がります。
  • 排卵を遅らせることで妊娠を防ぐ
    受精が起こる前に排卵を遅らせたり、精子の働きを弱めたりすることで、妊娠を防ぎます。

アフターピルの種類

当院ではノルレボ・エラワンの2種類を取り扱っておりますが、緊急避妊薬としては主に3種類の薬があります。

ヤッペ法

プラノバールR(ノルゲストレル+エチニルエストラジオール)という中用量ピルを用いた避妊法です。性交後72時間以内に第1回目の服用を行い、さらに12時間後に2回目の服用を行う方法です。決まった時間に、2度内服が必要という煩雑さと、24時間以内の初回内服でも避妊率は約70%程度であり、現在は主流ではなくなってきています。副作用として嘔気、嘔吐などが見られ、特に嘔気は約50%程度に見られると言われています。

※当院での採用はありません。

ノルレボ(レボノルゲストレル)

ヤッペ法に変わる薬として開発されたのがノルレボになります。ノルレボ(レボノルゲストレル)は緊急避妊薬として広く使用されています。性交後72時間以内に1錠(1.5mg)を1回服用する方法です。ヤッペ法と比較して服用回数が1回のみで済む簡便さがあり、避妊成功率は約85%と高いのが特徴です。副作用としては不正出血、頭痛、嘔気などが挙げられますが、嘔気の発現率はヤッペ法より低く約20%程度です。性交後の服用が早いほど効果が高く、特に24時間以内の服用が推奨されています。

エラワン(ウリプリスタル酢酸エステル)

エラワン(ウリプリスタル酢酸エステル)は新世代の緊急避妊薬です。性交後120時間(5日)以内に30mgを1回服用する方法で、従来の方法よりも服用可能時間が長いのが大きな利点です。避妊成功率は約98%と非常に高く、特に排卵直前でも効果が維持されるという特徴があります。副作用として頭痛、嘔気、腹痛、不正出血などが見られますが、一般的に軽度で一過性、かつ頻度もそこまで高くありません。高価格であることが普及の障壁となっている地域もありますが、その高い効果から海外では第一選択薬となっています。

エラワンとノルレボを比較した研究もあり、避妊率という点でエラワンの方が優れているという研究結果もあります。詳細はこちらの記事をご参照ください。

服用方法

 1回1錠を、水と一緒に内服していただきます。食事とは無関係に内服することができます。内服後数時間で嘔吐した場合、薬の吸収が不十分の可能性がありますので、場合によってはもう1錠内服していただく必要があります。

服用時の注意点

注意点としては以下のものがあげられます。

  • 確実に妊娠を防げるわけではありません(100%の成功率というわけではない)
  • 避妊効果は1回の性交のみであり、服用後に再び性交すると、妊娠の可能性があります。
  • すでに妊娠している場合は効果はありません(流産を起こす薬ではありません)
  • 授乳中の方は、服用後1週間は授乳を避けていただきます。

また、飲み合わせについても薬ごとに特徴があります。特に肝臓で代謝されるお薬なので、同様に肝臓で代謝される他剤との併用には注意が必要です。

詳細はエラワンに関する詳細な記事とノルレボに関する詳細な記事を参照してください。

副作用について

よくある副作用として以下のようなものがあります。

  • 吐き気、頭痛、めまい
  • 腹痛、不正出血
  • 月経の予定が少し早まる or 遅れる(通常7日以内の遅れならOK)

服用後の対応

服用後は、原則産婦人科受診をお願いしております。また、予定より1週間以上生理がこない場合、避妊に失敗している可能性があるので。妊娠検査薬の使用をお勧めしています。また、望まない妊娠を回避するためにも、次の生理が来るまでは確実な避妊(コンドームや低用量ピル)を使いましょう。


緊急避妊薬は「もしもの時のための薬」であり、普段の避妊方法にはなりません。継続的に避妊したい場合は、低用量ピルやIUD(子宮内避妊具)などの方法を検討しましょう。

通常のピル(経口避妊薬)とは?

通常のピルは、妊娠を長期間予防するために毎日飲む薬です。

一般的には子宮内膜症や月経困難症に対する治療薬として保険診療では使われています。当院では、より避妊効果の高いマーベロンのみを取り扱っております。

低用量ピルの特徴

  • 高い避妊効果 正しく服用すれば99%以上の避妊効果があります。
  • 定期的な服用が必要 毎日決まった時間に1錠ずつ服用します。
  • 排卵を抑制する作用 女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)により排卵を抑え、妊娠を防ぎます。
  • 生理痛の軽減など様々な効果 避妊以外にも、生理痛や経血量の減少、ニキビの改善など様々な効果があります。
  • 副作用の可能性 吐き気、頭痛、不正出血などの副作用が起こることがあります。

服用方法

1日1錠を、毎日同じ時間に服用します。21錠または28錠タイプがあります。21錠の場合は服薬中止期間などがあるので注意が必要です。

初めて服用する場合は生理1〜5日目から開始します。

低用量ピルの種類

低用量ピルには主に以下の種類があります:

1相性ピル

すべての錠剤のホルモン量が一定です。服用が比較的簡単です。マーベロン、ファボワールなどが該当します。

3相性ピル

ホルモン量が服用期間によって変化します。より自然な月経周期に近づけるよう設計されています。トリキュラー、ラベフィーユ、アンジュなどが該当します。

超低用量ピル

従来より更にホルモン量を減らしたタイプで、副作用が出にくい傾向があります。ルナベル、ヤーズ、ヤーズフレックスなどが該当します。

服用時の注意点

注意点としては以下のものがあげられます。

  • 毎日同じ時間に服用することが重要です(飲み忘れると避妊効果が低下します)
  • 飲み忘れた場合は、気づいたらすぐに1錠服用し、その後は通常通り服用を続けてください(24時間以上経過した場合は医師に相談が必要です)
  • 初めての服用では避妊効果が得られるまで7日間かかります(この間は別の避妊法を併用してください)
  • 喫煙者は血栓症などの重大な副作用のリスクが高まります(特に35歳以上の喫煙者は服用を避けてください)
  • 性感染症の予防効果はありません(コンドームとの併用が推奨されます)
  • 特定の薬との相互作用があります(抗生物質、抗てんかん薬、St.ジョーンズワートなど)

副作用について

よくある副作用として以下のようなものがあります

  • 吐き気、頭痛、めまい
  • 不正出血(特に服用初期)
  • むくみ、体重増加
  • 気分の変化、情緒不安定

まれですが重大な副作用として以下のようなものがあります:

  • 血栓症
  • 高血圧
  • 肝機能障害

また、処方の際の禁忌となる項目が多いことにも注意が必要です。

詳細はマーベロンの記事を参照してください。

アフターピルと通常のピルの違い

以下に違いをまとめました。

アフターピル通常のピル
目的緊急時の避妊長期間の避妊
服用タイミング性交後できるだけ早く(72時間以内が推奨)毎日決まった時間
避妊の仕組み排卵を遅らせる排卵を抑える
避妊効果約80〜90%99%以上
副作用吐き気、頭痛、不正出血、月経不順など軽い吐き気、乳房の張り、血栓症リスク(稀)
継続使用しない(緊急時のみ)する(毎日飲む)

どちらを選ぶべき?

避妊を習慣的にしたい場合は通常のピル(低用量ピル)が選択肢となります。 毎日服用することで高い避妊効果も得られ、月経トラブルや肌の改善にも役立ちます。

避妊に失敗してしまった場合はアフターピルが選択肢となります。ただし、あくまで「最後の手段」と考え、普段は別の避妊方法を使う方が安心です。

まとめ

アフターピルは緊急時の対策であり、通常のピルのように継続的な避妊には向いていません。
確実な避妊をしたい場合は、日常的に低用量ピルを服用するか、他の避妊方法(コンドーム、IUDなど)を組み合わせるのが最も安全です。

「アフターピルはあるから大丈夫」と思わず、普段から計画的に避妊をすることが大切です。

オンライン診察を申し込む →