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マンジャロの副作用と対処法|自由診療経験者200人への独自アンケートでは「吐き気・嘔吐」が24%【医師監修】

本記事で紹介しているマンジャロ(チルゼパチド)のダイエット目的での使用は、日本において承認されていない効能・効果の範囲外(適応外使用)です。当該使用により健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない可能性があります。また、本記事は情報提供を目的としており、効果・効能を保証するものではありません。使用にあたっては医師の診察・判断のもとで行ってください。

「マンジャロを始めたけど、この吐き気はいつまで続くの?」
「下痢が続くんだけど病院を受診したほうがいい?」
「救急車で運ばれたというSNSの情報を見て不安になった…」

そんな不安を抱えていませんか?マンジャロの臨床試験では、条件や用量により差はあるものの約30〜60%(※1)の人が何らかの副作用を経験しています。また当クリニックが200人を対象に実施した独自アンケートによると、自己申告ベースでは「吐き気・嘔吐」が24%で最多でした。

副作用の程度や発現頻度などには個人差がありますが、中には重大な副作用もあるため正しい知識を身につけることが大切です。本記事では、マンジャロの主な副作用と対処方法、症状を和らげる工夫などを徹底解説。副作用に関して、医師に相談する際の参考情報としてご確認ください。

【調査概要】
調査名:マンジャロ(自由診療)に関する実態調査
調査対象:マンジャロを自由診療で使用した・使用中の男女
回答者数:200人(女性132人・男性68人)
実施時期:2026年3月27日〜2026年3月29日
調査方法:クラウドソーシング経由のオンラインアンケート

※本調査のデータ、グラフ、テキスト、画像等の無断引用および転載、使用はご遠慮ください。
※アンケート結果は回答者の自己申告に基づくものであり、すべての使用者に当てはまるものではありません。またマンジャロの効果・副作用の程度・実際にかかる費用や期間その他すべてを確約するものではありません。適応や効果などにも個人差があります。医師の診断を受けた上で、適切にご使用ください。

目次

マンジャロの基礎知識と副作用が起こるメカニズム

マンジャロ(オートインジェクター)の画像

マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は「GIP」と「GLP-1」という、2つのホルモン受容体に同時に作用する注射薬で、日本では「2型糖尿病治療薬」として承認を得ています。

GIP
・膵β細胞に働きかけ、インスリン分泌を促す
・胃の動きをゆるやかにし、満腹感を保つ
・脳の満腹中枢に働き、食欲を抑える
・心臓や血管を保護する作用もあり

GLP-1
・インスリン分泌を助ける
・脂肪細胞に作用し、脂肪を燃焼しやすくする
・肝臓での糖や脂質の代謝を調整
・満腹感を高め、食欲を下げる作用もあり

このようにマンジャロは、胃の働きを緩やかにして満腹感を持続させたり、満腹中枢に働きかけて食欲を抑えたり、食後の急激な血糖値の上下動を抑えたりする作用を持つ薬です。(※1)食後の血糖上昇に加えて食欲や満腹感にも影響することで、食事量の管理につながる場合があります。

マンジャロの副作用は、マンジャロが持つ『胃の働きを緩やかにする効果』に起因します。胃に食べ物が長く留まることで、吐き気や胃もたれが生じやすくなるというメカニズムです。また、食欲が抑制されることで栄養不足に陥ると倦怠感や疲労感、そのほかメンタル的な不調といった二次的な症状が現れる可能性もあります。

▼当クリニックのマンジャロ処方についてはこちらをご覧ください。
マンジャロ処方(オンライン診療)

マンジャロの主な副作用と対処方法

吐き気を我慢する女性

マンジャロの主な副作用は消化器症状で、添付文書によると約30〜60%の人が何らかの副作用を経験しています。多くは一過性ですが中には重大な副作用もあるため、自己判断をせず正しく見極めることが大切です。(※1)(※2)

消化器症状(吐き気・胃もたれ・下痢・便秘)

吐き気や胃もたれには、生姜湯を飲む、右側を下にして横になる、常温の飲み物を選ぶといった対策が有効です。また下痢の場合は整腸剤の服用や、脱水の症状が見られるときは経口補水液などで対策をする方法があります。ただしいずれも、症状が強い場合や長引く場合は我慢せず、医師に速やかに相談してください。

また便秘には、もち麦などの水溶性食物繊維や酸化マグネシウムが効果的です。あわせて脂っこい食事を避け、満腹感を得たら食べるのをやめる、食後すぐに横にならないなども心がけてください。

倦怠感・疲労感

食欲低下によって必要な栄養が不足すると、倦怠感や疲労感に襲われることがあります。まずは、食事からタンパク質やビタミン・ミネラルを補うことを基本としましょう。それでも食事量が不足する場合は、医師や管理栄養士に相談の上、栄養補助食品を検討する方法もあります。またこの時期は無理な運動を避け、身体を休ませることを優先しましょう。(※6)

メンタル面の副作用(うつ・無気力)

マンジャロを使用すると「やる気が出ない」「好きなことに興味が持てない」といったメンタル面での変化が起こるといった情報も見られますが、臨床試験等において「マンジャロとメンタル疾患の因果関係」が明確になったというデータはありません

しかし低血糖や吐き気、栄養不足といった状態が影響して、間接的にメンタル不調が現れる可能性は考えられます。不調が続く場合、薬剤の副作用によるものなのか、体調の変化に起因するものなのかを判断するため、医療機関を受診することも検討しましょう。

抜け毛・肌荒れ・老け顔

急激な体重減少は髪や肌にも影響を与えます。予防には、タンパク質を体重1kgあたり1.2〜1.5g、亜鉛を1日15mg、ビオチンやビタミンCを十分に摂取することが重要です。

肌の乾燥が気になる場合は、保湿を中心としたスキンケアを行い、症状が続く場合は皮膚科などで相談しましょう。目指すのは「やつれ」ではなく「引き締まった美しさ」です。(※3)

監修医

当院では、吐き気や便秘、胃もたれなどの消化器症状について相談を受けることがあります。

稀に「抜け毛が気になる」というご相談をいただくこともありますが、これについては薬剤そのものの影響というよりも、急激な体重減少や食欲減退に伴う栄養不足が原因であることがほとんどです。

脱毛などでお困りの患者さまには「最低限は食べていただきたいこと(代謝が落ちて、結果的に体重も落ちづらくなってしまうこと)」などを丁寧にご説明しているほか、診療時にも、副作用の可能性や受診の目安についてご説明しています。

▼胃腸症状のサポート薬
マンジャロ・リベルサスの胃腸症状に効く 各種サポート薬取り扱い開始 吐き気どめ、便秘薬など

マンジャロの重大な副作用と危険な症状

注意喚起をする医師

副作用の多くは軽度で一過性とされていますが、中には重大な症状が出る人もいます。自分の症状が「よくある副作用」なのか「危険なサイン」なのかを判別する知識は、安全に治療を続けるためにも重要です。たとえば

  • 背中に突き抜けるような激しい上腹部痛があり、前かがみの姿勢で楽になる
  • 嘔吐を繰り返す

これらは急性膵炎でみられることがある症状です(※4)。発生率は0.1%未満(※1)と稀ですが、放置すると重症化する場合があるため自己判断せず、速やかに医療機関を受診しましょう。そのほか重大な副作用と主な症状を以下にまとめました。

マンジャロの重大な副作用とその症状

・低血糖(頻度不明)
脱力感、高度の空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦(ふるえ)、頭痛、めまい、嘔気、視覚異常など

・急性膵炎(0.1%未満)
嘔吐をともなう持続的な激しい腹痛、持続する吐き気と嘔吐など

・胆嚢炎(頻度不明)
右の肋骨下あたりの激しい痛み、背中や右肩に抜けるような痛み、吐き気、嘔吐、発熱など

・胆管炎(0.1%未満)
右上腹部の痛み、発熱、黄疸など

・胆汁うっ滞性黄疸(頻度不明)
白目や皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる(紅茶やウーロン茶のような色)、便の色が白っぽくなる、全身に強いかゆみが出るなど

・アナフィラキシー(頻度不明)
全身のじんましん、赤み、かゆみ、声のかすれ、喉の締め付け感、ヒューヒューという呼吸音、息苦しさ、立ちくらみ、意識が遠のく(血圧低下)など

・血管性浮腫(頻度不明)
まぶた、唇、舌、喉などが局所的にかつ突然、不自然に腫れ上がるなど

・イレウス(頻度不明)
異常な膨満感、差し込むような強い腹痛、便やガス(おなら)がまったく出なくなる、食べたものを何度も吐き戻すなど

これらはいずれも、すぐに対応すべき副作用です。少しでも心当たりがある症状を感じたら、速やかに医療機関を受診してください。なお低血糖の症状が現れたら以下の方法で糖分を摂ってください。

●ブドウ糖(10g)
●ブドウ糖を含む飲み物(150 ~ 200mL):ジュース、清涼飲料水など
●シュガースティックなど

また、救急車を呼ぶかどうか迷ったときは「#7119」(救急安心センター)に電話をすると、医師や看護師が緊急性を判断し、救急車の手配や医療機関の案内などをしてくれます。

▼シックデイについて
発熱や下痢、吐き気、食欲低下などで食事ができないとき(シックデイ)は、血糖値が乱れ急性の合併症が起こることがあります。マンジャロによるシックデイで脱水が懸念される場合、適度に水分補給をし、症状が続く場合には速やかに医師に相談してください。

マンジャロの禁忌・慎重投与が必要な人

以下はそもそもマンジャロを使用してはいけない人、あるいは慎重な管理が必要な人の例です。

禁忌(使用してはいけない人)

●本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
●糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者
(インスリン製剤による速やかな治療が必須となるので、本剤を投与すべきでない)
●重症感染症、手術等の緊急の場合
(インスリン製剤による血糖管理が望まれるので、本剤の投与は適さない)

上記がマンジャロの添付文書に記されている禁忌です(※1)。これらに該当する場合は、問診の際などに医師に申告してください。

慎重投与が必要なケース

●妊娠中・授乳中、および妊娠を計画されている人
●甲状腺髄様癌や多発性内分泌腫瘍症2型の家族歴がある人
●すでに糖尿病(DM)の診断を受けている人 など

禁忌ではないものの、特に注意深い管理のもとで使用すべきケースもあります。上記のほかにも、膵炎や胆石を経験した人は急性膵炎などに注意しなければならい場合があるため、既往歴を医師に申告してください。また糖尿病網膜症を持つ人は、急激な血糖低下により網膜症が悪化するおそれがあるため眼科との連携が求められます。

監修医

当院では、以下のような患者さまにもマンジャロ治療をお控えいただいております。

・妊娠中・授乳中の人、および妊娠を計画されている
胎児および乳児への安全性が確立されていないため、当院では投与を控えていただいております。健康的なダイエット以前に、母体と赤ちゃんの安全を最優先とする方針です。

・甲状腺髄様癌(ずいようがん)や、多発性内分泌腫瘍症2型(MEN2)の家族歴がある人
GLP-1受容体作動薬の特性上、これらの既往や家族歴がある人にはリスク管理の観点から推奨しておりません。

・すでに糖尿病(DM)の診断を受けている人
当院は自由診療による肥満外来を行っておりますが、すでに糖尿病を発症されている人は、合併症の管理を含めた継続的な「保険診療」による専門的治療が不可欠です。そのため、当院での自由診療ではなく、まずは保険適用の医療機関にて適切な治療を受けられるようご案内しております。

このほか高齢者(特に75歳以上の後期高齢者)は、安全性・有効性が十分に評価できておらず(※5)、副作用が出やすい・重症化しやすいなどの懸念があります。あわせて腎機能障害がある人も、薬の代謝や排泄に影響が出る可能性があるため、定期的な検査や用量の検討が求められる場合があります。

当てはまる場合は初診時に医師に申告してください。

▼マンジャロの注意点についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
マンジャロの危険性|死亡例との因果関係は?適応外使用のリスクや重大な副作用まで後悔しないための基礎知識【医師監修】

マンジャロの副作用がつらいときの対処方法

うずくまる女性

副作用を完全になくすことはできませんが、つらいときは以下のような工夫を取り入れてみてください。

少量頻回食や水分摂取などを意識する

・食事は少量を小分けに
腹八分目よりも手前で抑え、4〜5回にわけて食べることで消化器官への負担を軽減しましょう。よく噛んで時間をかけて食べることも大切です。

・満腹感を覚えたらそれ以上食べない
少量で満腹感を覚えたときは、それ以上食べないように心がけることも大切です。

・脂の多い食事は控える
消化器官への負担を抑えるため、脂っこい食べものは控えるようにしましょう。

・調理方法を工夫する
油を多く使う調理(揚げる・炒めるなど)は控え、蒸す・茹でるといった調理方法を心がけましょう。

・食後はすぐに横にならない
食後すぐに横になると、重力で胃の内容物が食道のほうへ逆流しやすくなります。消化器官に大きな負担がかかるため、少なくとも2時間は横にならないようにしてください。

・水分をこまめにとる
水分不足の状態だと、さまざまな副作用が強く出るおそれがあります。脱水や便秘を防ぐ意味でも、こまめに水分補給をするよう心がけましょう。

日常生活でこれらを意識することにより、消化器系の副作用を緩和できる可能性があります。また食べ物については以下を参考にしてみてください。

【おすすめの食べ物の例】
おかゆ、雑炊、うどん、鶏ささみ、鶏むね肉(皮なし)、白身魚、豆腐、大根、じゃがいも、にんじん(加熱調理済みのもの)、ヨーグルト、プリン、バナナなど

【おすすめしない食べ物の例】
玄米、脂身の多い肉、揚げ物、ごぼう、きのこ、生野菜、洋菓子、香辛料、炭酸飲料、アルコールなど

▼胃腸症状のサポート薬
マンジャロ・リベルサスの胃腸症状に効く 各種サポート薬取り扱い開始 吐き気どめ、便秘薬など

注射の打ち方にもひと工夫を

・用量を適切に管理する
マンジャロは2.5mgからスタートし、状態を見ながら4週間ごとに漸増します。2.5mgは薬剤に身体を慣れさせるための大切な期間なので、自己判断による増量は控えましょう(増量・減量は医師に相談してください)。

・注射部位をローテーションする
同じ部位にだけ注射していると、痛みを感じやすくなったり皮膚が硬くなって薬剤の吸収が低下したりすることがあります。左のお腹・中央のお腹・右のお腹・左の太もも・右の太ももといったように、部位をローテーションして皮膚への負担を減らしましょう。なお、お腹に打つ場合はおへそから5cm以上離し、かつ前回の注射部位から2〜3cm以上離した位置に打ってください。

▼マンジャロの注射方法はこちらの記事でも詳しく解説しています。
マンジャロの正しい打ち方|自己注射の手順・注意点・トラブル時の対応を解説【医師監修】

【独自】自由診療でマンジャロを使用した人へのアンケート結果

アンケートを取る医師のイメージ画像

当クリニックでは、自由診療としてマンジャロを使用している(していた)200人を対象にアンケート調査を実施しました。経験者の自己申告に基づく回答から、副作用に関する内容を参考情報として紹介します。

以下は、自由診療でマンジャロを使用した人を対象に実施したアンケートの回答傾向です。本調査結果は自己申告に基づくものであり、マンジャロの効果・副作用・安全性・体重変化を医学的に証明するものではなく、かつ結果はすべての人に当てはまるものではありません。薬剤の使用可否や治療方針、変化が現れる時期や度合いは個人差があります。医師の診察・判断に基づいて決定してください。

治療開始前から「副作用」に対する不安が大きいことが判明

マンジャロアンケート結果Q9

まずは、マンジャロ治療を開始する前の段階でどのような不安を抱えていたのかを聞いたところ、自己申告ベースでは37%が「吐き気などの副作用に耐えられるか」と回答しました。次点の自己注射への恐怖と並び、副作用に対する懸念は多くの人が抱えていることがわかります。では、実際どうだったのでしょうか?

もっとも強く現れた副作用は「吐き気・嘔吐」で24%

本調査では、回答者の約8割が何らかの副作用を経験したと回答しました。そのうち最多は「吐き気・嘔吐(24%)」でした。ただし突出しているというよりも、「倦怠感・疲労感(19%)」「便秘・下痢(16%)」「胃もたれ・消化不良(15%)」といったように、散らばっている印象があります。

一方、興味深いのは42名(21%)が「特に副作用はなかった」と回答した点です。このように副作用の有無や程度には個人差があるため、事前に医師から説明を受け、症状が出た場合の対応を確認しておくことが大切です。

監修医

当院では、マンジャロ導入時に「どのような症状が出る可能性があるか」を事前に丁寧にお伝えしております。

そのため、多くの患者さまが「副作用は一時的な反応であることが多い」とご理解されており、冷静に受け止めてくださっています。

「吐き気・嘔吐」の副作用がもっとも多かったのは5mg

マンジャロアンケート結果クロス3

本調査では、「5mg」使用者で吐き気・嘔吐を挙げた回答が多くみられました。また「2.5mg」も40%いることから、用量と副作用の関係には個人差があることが読み取れます。事前に起こり得る症状を知っておくことは、医師へ相談する目安を把握するうえで参考になるのではないでしょうか。

マンジャロ経験者が実践した“副作用対策”

副作用を軽減するために「脂っこいものや刺激物を避ける」「水分を多めにとる」「少量頻回食にする」といった工夫をした人が多いことがわかりました。本記事内「マンジャロの副作用がつらいときの対処方法」でお伝えした内容とあわせて上手に副作用対策を講じつつ、副作用がつらい場合は我慢せず医師に相談しましょう。

マンジャロの副作用はいつまで続く?血中濃度は5〜6日で半減

砂時計と壁掛け時計

マンジャロによる副作用は、投与した当日〜1週間以内、また増量時に出やすい傾向があります。徐々に体が順応していき、数週間〜2ヶ月ほどで軽快するとされていますが、症状の程度や期間には個人差があります。(※2)(※6)なお、投与から5〜6日ほど経つと血中薬物濃度が半減するため、それにともない症状が軽減したり食欲が回復したりといったことも考えられます。

臨床試験で確認された血中濃度:2型糖尿病患者における反復投与試験[国内第III相試験(GPGO試験補遺)](日本人データ)

日本人2型糖尿病患者29例にチルゼパチド5mg、10mg又は15mgを週1回皮下投与(いずれの用量においても週1回2.5mgで投与を開始し、以後4週間ごとに2.5mgずつ増量)したとき、初回及び32週目投与後の薬物動態パラメータ及び血漿中濃度の推移は以下のとおりであった。

いずれの用量でもチルゼパチドを初回及び32週目投与後のtmaxの中央値は約24時間、t1/2は約5~6日であり、Cmaxはおおむね用量比例的に増加した

引用:マンジャロ(チルゼパチド)インタビューフォーム

編集部注
※tmax(最高血中濃度到達時間)
※t1/2(tmaxから半減するまでの時間)
※Cmax(最高血中濃度)

ただし、副作用の現れ方や「いつまで続くのか」には個人差があります。そのため以下はあくまで目安ですが、ひとつの参考にしてみてください。

投与開始〜2週間程度
副作用が現れやすい時期です。吐き気、胃のむかつき、食欲の消失などで日常生活に支障が出る人もいるかもしれません(※1)。この時期を超えると症状が軽快していく場合もありますが、つらいときは食事を1日5〜6回に小分けにするなどの対策で乗り切りましょう。

1〜3ヶ月程度|増量時に強く出る可能性あり
体が薬剤に慣れ始めると消化器症状は徐々に落ち着いてきます。ただし、5mgに増量したタイミングでは一時的に強く現れることがあります。また、この時期に注意すべきは栄養管理です。タンパク質や水分補給を意識し、月あたり体重の約2〜4%を目安(※7)に無理のないペースで減量していくことを目指しましょう。

3カ月以降:新たなリスクに注意
直接的な副作用ではなく、慢性的な栄養不足や急激な体重減少によりメンタル不調(無気力・抑うつ)、抜け毛、肌のハリ低下などが現れることがあります。身体からの「栄養不足」「ケア不足」のサインを感じたら、早めの対策が重要です。

副作用を“管理”することも大切

マンジャロ記録シート

日々の体調を記録しておくと小さな異変に気づきやすくなります。後述する「重大な副作用」が現れたときの速やかな対処につながるという点でも、上記のようなシートを活用するのがおすすめです(スマホのメモアプリなどでも構いません。ご自身が管理しやすい方法を選びましょう)。

マンジャロの副作用についてよくある質問(FAQ)

マンジャロの副作用について、患者さまからよくいただく質問とその答えをまとめました。

Q:副作用の頻度は?

臨床試験では約30〜60%が何らかの副作用を経験しています。もっとも多いのは吐き気(12〜20%)で、便秘(14〜18%)、食欲減退(13〜22%)と続きます。重大な副作用の一つである急性膵炎は0.1%未満です。(※1)

また当クリニックが実施したアンケート調査では、80%の人が何らかの副作用を経験しており、そのうち「吐き気・嘔吐」がもっとも多く24%でした。

Q:副作用が不安…どんな症状が多い?

当クリニックが実施したアンケートでは「吐き気・嘔吐(24%)」が最多でした。ただし「倦怠感・疲労感(19%)」「便秘・下痢(16%)」「胃もたれ・消化不良(15%)」なども少なくありません。

その一方「特に副作用はなかった(21%)」という回答もありました。そのため副作用の症状・程度・期間などは、個人差が大きいというのが実情です。

Q:副作用がつらくて治療を断念…リバウンドする?

「SURMOUNT-4試験」では、マンジャロで減量を達成した後に中止したグループは、治療を継続したグループと比較して体重の一部が増加する傾向が見られました。(※1)

「マンジャロを中止すると必ずリバウンドする」というわけではありませんが、突然中止したり、投薬中に食習慣が改善されていなかったりするとリバウンドが起こりやすくなります(※8)。

投薬中から「腹八分目」の感覚を身につけ、高タンパク・低GI食の習慣を定着させましょう。週3回の筋トレで基礎代謝を維持することも、リバウンド防止に効果的です。(※8)(※9)

▼マンジャロのリバウンドについて詳しく解説しています。
マンジャロ中止後のリバウンド率は?体重の“一部が戻る”可能性と対策を臨床データから解説【医師監修】

Q:副作用がどうしてもつらいときは?

・食事は少量を小分けに
・脂の多い食事は控える
・調理方法を工夫する
・食後はすぐに横にならない
・水分をこまめにとる

こうした対策を取り入れてみてください。実際、マンジャロ経験者は「脂っこいものや刺激物を避ける」「水分を多めにとる」「少量頻回食にする」といった副作用対策を取り入れています。ただし、QOL(生活の質)を著しく損なう場合は、用量調整や一時中断を医師に相談してください。

医師によるオンライン診療サポートを実施!マンジャロは副作用を上手に管理しながら継続しましょう

マンジャロの副作用と上手に付き合うには、そのメカニズムや対処方法の正しい知識を身につけること、そして医師と相談しながら、副作用の程度に応じて用量調整・一時中断・治療方針の見直しなどを検討することも大切です。

副作用が不安な場合や症状がつらい場合は、自己判断で継続・中止せず、医師にご相談ください。診察結果に応じて治療方針や対応方法を検討します。

本記事で紹介しているマンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、日本では2型糖尿病治療薬として承認されていますが、ダイエット目的での使用は承認された効能・効果の範囲外です。当クリニックでのマンジャロ処方は自由診療です。標準的な治療期間、投与回数、主なリスク・副作用については、診療ページまたは下表をご確認ください。また、承認された効能・効果、用法・用量と異なる目的で使用した場合、健康被害が生じても医薬品副作用被害救済制度の対象とならない可能性があります。使用にあたっては医師の診察・判断を受けてください。

▼オンライン診療のご予約はこちら
マンジャロ処方(オンライン診療)|【公式】マルベルクリニック東京

マンジャロを自由診療で使用する場合の注意事項
治療内容医師の診察により、2型糖尿病治療薬として国内承認されているマンジャロを、自由診療として体重管理目的で使用する場合があります。
国内承認の状況マンジャロは日本国内では2型糖尿病治療薬として承認されていますが、ダイエット目的での使用は承認された効能・効果の範囲外です。
公的医療保険自由診療のため、公的医療保険は適用されません。
治療期間・回数週1回の皮下注射を行います。治療期間や投与回数は、医師が診察のうえ体調・副作用・治療方針に応じて判断します。
主なリスク・副作用悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、食欲低下、低血糖、急性膵炎、胆のう炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸などが報告されています。
入手経路当クリニックで使用するマンジャロは、国内で承認・流通している医薬品を医師の判断のもとで使用します。
国内承認医薬品等の有無同一成分のチルゼパチドを含む医薬品として、マンジャロが2型糖尿病治療薬として国内承認されています。ただし、体重管理目的での使用は承認範囲外です。
諸外国における情報海外では体重管理を目的としたチルゼパチド製剤が承認されている国がありますが、承認状況・適応・安全性情報は国により異なります。
救済制度承認された効能・効果、用法・用量と異なる目的で使用した場合、健康被害が生じても医薬品副作用被害救済制度の対象とならない可能性があります。

(注釈・参考文献)
※1:https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00070640
※2:https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(21)01324-6/abstract
※3:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8308821/
※4:https://www.jshbps.jp/modules/public/index.php?content_id=17
※5:https://www.jds.or.jp/uploads/files/document/info/jds_mounjaro_info_2023-12-04.pdf
※6:https://www.info.pmda.go.jp/go/interview/1/530471_2499422G1024_1_9F.pdf
※7:https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/oby.22169
※8:https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2812936
※9:https://www.mayoclinic.org/healthy-lifestyle/fitness/in-depth/strength-training/art-20046670

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マルベルクリニック東京コラム編集部
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マルベルクリニック東京コラム編集部

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